同盟国の支援があればウクライナは戦争に勝つことができる=エストニア外交官

前駐ウクライナ欧州連合(EU)大使であるエストニア外交官マッティ・マーシカス氏は、同盟国の支援があればウクライナは現在のロシアとの戦争に勝つことができると発言した。

ERRが報じた

マーシカス氏は、どのような合意で戦争が終わるかは、ウクライナの人々とゼレンシキー大統領が決めることだと発言した。

その際マーシカス氏は、「彼らが、目的に達したかどうかを決めるのだ。私たちの課題は、彼らを助けることだ。2022年3月初頭には、その際ロシアが展開した武器と兵力では同国はこの戦争に勝てないことが判明した。私たちの義務は、ウクライナが戦争に勝つ支援をすることだ」と発言した。

同氏はまた、ウクライナはクリミアやその他ロシアに占領されている領土を取り戻すことができるとの見方を示した。同氏は、「もし私たちがその支援をすれば、同盟国の支援があれば、同国は(奪還)できる。戦争は3年目であり、戦争疲れが生じているのは秘密ではない。しかし、90%のウクライナ人が、以前同様、いかなる領土面の譲歩にも反対しているのだ」と強調した。

その他同氏は、戦争は静的局面に入れば、技術的優位を持つ側が勝つチャンスが大きくなると述べ、「私たち、ウクライナの西側同盟国には技術があり、それはウクライナに移転されている」と補足した。

同氏は、ウクライナ国民が防衛への意志と戦うための武器を得ていく限り、ウクライナは耐えていくと指摘した。そして、「今のところ、私たちにはそれもこれもある。さらには、装備品は増えていく可能性がある」と指摘した。

なお、マッティ・マーシカス氏は、2019年から2023年まで駐ウクライナEU大使を務めた人物。