ロシア軍が再び自爆型無人機を活用=ウクライナ空軍

ウクライナのイェウラシュ空軍報道官は6日、ロシア軍はしばらくの間自爆型無人機をあまり使っていなかったが、現在再び活用し出していると指摘した。

イェウラシュ報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

イェウラシュ氏は、「敵は次の攻撃実施を計画し、準備している。私たちは、彼らの戦略的思考を確実に知ることはできないが、最もあり得ることは、敵が私たちのエネルギー分野への攻撃を分析しており、一定の目的を達成したと考えていることである。しかし、彼らは、恒常的な攻撃を行うためには、ミサイルを溜め込まなければならない。よって、私たちは現在、一定の静寂を観察している」と発言した。

同氏はまた、その少し前には、自爆型無人機「シャヘド」の不使用が観察されていたが、現在は再び「シャヘド」が活用されてきていると指摘した。

その際同氏は、現在ロシア軍の戦術は、様々な間隔でもって無人機を発射することだと述べた。さらに同氏は、「全面戦争3年目にあって、彼らは新しいことは何も思い付けていない」としつつ、これまでの経験から、次の電力インフラ攻撃の結果を推測しようとしていると指摘した。さらに、「彼らは深夜に攻撃しようとしているが、現在日照時間が長くなっていることから、そのような無人機を使うための時間はどんどん短くなっている」とも指摘した。

同時に同氏は、敵のミサイル使用数は少なくなっているものの、敵による航空爆弾の使用は現在深刻な問題となっていると伝えた。