ウクライナ偽情報対策センター、露ベルゴロドの集合住宅爆発につき「挑発行為のように見える」
動画
ウクライナのコヴァレンコ国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報対策センター長は、ロシアが同国領ベルゴロドをウクライナ軍が砲撃したとする断罪は実態に合致しないとしつつ、動画からはそれは何かしらの手段で爆破されたように見えると指摘した。
コヴァレンコ・センター長がテレグラム・チャンネルでコメントした。
コヴァレンコ氏は、「ベルゴロドの建物は、爆破されたように見える。カメラの動画には、落下する物体は見えず、(ウクライナ)防衛戦力の砲撃だとのロシアの断罪は全て、現時点では実態と合致しない」と発言した。
同氏はまた、同状況は、ロシアの挑発あるいは「今後のウクライナの町々の住宅を攻撃するのを正当化するために状況を煽るための情報面の挑発」のように見えると指摘した。
同時に同氏は、爆発は生活上生じたものである可能性もあり、それを「ロシアのプロパガンダが自らの利益のために民家への砲撃だと言い張っている」可能性も指摘した。
これに先立ち、報道によれば、12日、ロシアの都市ベルゴロドで爆発が生じ、それにより集合住宅の一部が倒壊した。現時点で、7名が死亡したと伝えられている他、倒壊した建物の屋根が瓦礫処理をしていた救助隊の上に落下したとも報じられている。
写真:アルミヤインフォルム