ウクライナ内務相、活動家殺害容疑者拘束について記者会見

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ウクライナのクリメンコ内務相は26日、前日のドニプロにおける活動家を殺害した容疑者の拘束について記者会見を開き、この容疑者は他の人物の殺人の準備もしていた可能性があると発言した。

クリメンコ内務相がリヴィウでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クリメンコ氏は、「私たちは分析し、専門家が携帯電話を調べたところ、そこには他の政治家、州議会議員などの名前があった」としつつ、リストに載っていた人々の名前は明かさなかったものの、殺害されたイリーナ・ファリオン氏の次にあったのは、マクシム・ブジャンシキー(最高会議与党「人民奉仕者党」議員)氏の名前だったと伝えた。

記者会見の様子 写真:アナスタシヤ・スモリイェンコ/ウクルインフォルム

さらに同氏は、容疑者の携帯電話の中には、彼の考え、態度に関する情報がたくさんあったとし、「容疑者の年齢が低いこととは無関係に、彼はていねいに調べ、準備していた。私たちは、電話の中の多くのメッセージを見ているし、どのようなサイトに彼が入り、何を読んでいたかも見ている」と発言した。

拘束された18歳の容疑者は、意図的殺人の容疑が伝達されている。

これに先立ち、19日、ウクライナ西部リヴィウにて、著名活動家・ウクライナ語専門家・元最高会議議員のイリーナ・ファリオン氏が不明の人物に銃撃され、その後病院で死亡していた。

その後、25日、ファリオン氏殺害事件の容疑者がドニプロで拘束されたことが発表されていた