露軍再びキーウを無人機で攻撃 防空が全て撃墜

ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、9日未明に再びミサイルと自爆型無人機で同国を攻撃した。キーウ近郊で迎撃戦が行われ、市内では爆発音が聞こえた。

キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、ウクライナの防空戦力は未明にキーウへ向かって飛翔していた敵の自爆型無人機を全て撃墜したと報告した

ポプコ行政府長官は、「9月に入ってから5回目の空撃だ! 本日未明、ロシア軍は再び、暫定で『シャヘド』タイプの自爆型無人機をクルスク州から発射して使用した。徘徊型弾薬は、キーウ方面へと0時以降に複数の波で入ってきた。首都の空襲警報は1時間以上続いた」と書き込んだ。

また同氏は、ウクライナの防空は、キーウ方面へと飛来していた無人機を近郊で全て撃墜したと報告した。

暫定情報では、市内には破壊も犠牲者も出ていないとのこと。

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、8日から9日にかけての夜間、ロシア軍はウクライナに対して、誘導航空ミサイル「Kh59/Kh69」3弾(クルスク州と被占領下ドネツィク州から発射)と自爆型無人機「シャヘド」8機(クルスクから発射)で攻撃を仕掛けたと伝えた

これに対する迎撃戦の結果、ミサイル「Kh59/Kh69」2弾と無人機「シャヘド」6機を撃墜したという。

さらに、無人機2弾は、おそらく電子戦機器の影響で、飛行中に消失。またミサイル1弾も、目標に到達しなかったと報告されている。

迎撃戦は、キーウ州、チェルカーシ州、スーミ州、ドニプロペトロウシク州で行われたとのこと。

写真:第126独立領土防衛旅団