ロシア軍、ウクライナ北部スーミの病院を自爆型無人機で攻撃 死者9名
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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、28日同国北部のスーミの病院を自爆型無人機「シャヘド」で攻撃した。現時点までに、死者9名、負傷者11名が出ていることがわかっている。
ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「スーミだ。ロシアは、市内の病院の1つを『シャヘド』で攻撃した。現時点で、死者8名が出たことが判明している。親族と近親者に哀悼を捧げる」と書き込んだ。
同氏はまた、11名の負傷者が出ていることがわかっており、病院からは113名の患者が避難したと伝えた。救助作業が続いており、人々に必要な支援を提供するために最大限の努力が行われていると指摘した。
さらに同氏は、「この戦争について語る世界の人々皆が、ロシアがどこを攻撃しているかに注意を向けるべきだ。彼らは、病院、民間施設、人々の命と戦っている。ロシアを平和に向かわせられるのは、力だけだ。力を通じた平和。それだけが唯一の正しい道筋である。その道筋にて私たちを助けてくれている全ての人に感謝している」と強調した。
また、ユナイティド24メディアは、ソーシャルメディア「X」アカウントで、同攻撃の被害の様子を写した動画を公開した。
その後、ドロズデンコ・スーミ州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、「死者が9人となった」と報告した。
更新(9月28日13時23分):ドロズデンコ・スーミ州軍行政府長官を追加。