ロシア軍、キーウを弾道ミサイル「キンジャル」と自爆型無人機で攻撃 死傷者なし
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、7日未明、キーウに対して空中発射型弾道ミサイル「Kh47M2キンジャル」と自爆型無人機で攻撃を行った。
キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルで報告した。
ミサイル攻撃につき、行政府は、「今朝、8時30分頃、敵はキーウに対してミサイル攻撃を仕掛けた。暫定で、ロシア軍は『MiG31K』から空中発射型弾道ミサイル『Kh47M2キンジャル』を発射。首都では防空システムが稼働した」と書かれている。
暫定情報では、その際全てのミサイルが撃墜されたという。
同時に、キーウ市内の3つの地区(ソロムヤンシキー地区、ホロシーウシキー地区、シェウチェンキウシキー地区)にて撃墜されたミサイルの破片の落下が確認されたと報告された。
ソロムヤンシキー地区では、集合住宅の屋根が破損。また破片の1つは学校の敷地に落下。その他は、おおむね開けた場所に落下。死傷者は出ていないという。
ホロシーウシキー地区では、破片により自動車の上部が破損。その他の破片は開けた場所に落下。死傷者は暫定で確認されていないとのこと。
シェウチェンキウシキー地区では、破片は開けた場所に落下。現時点で死傷者は出ていないという。
また行政府は、キーウ方面へ同日未明に約15機の自爆型無人機が飛来したところ、全機撃墜されたと報告した。
発表には、「10月に入ってから4回目のキーウへの空撃だ! ほぼいつもの夜と同じように、ロシア軍は再び無人機を使用。無人機はキーウへ波状型に様々な方角から侵入した」と書かれている。
未明の空襲警報発令回数は3回だと書かれている(6日夜から7日朝までにかけてだと計5回)。
この攻撃による破壊、犠牲者情報は接到していないとのこと。
写真:第117独立機械化旅団