ゼレンシキー宇大統領、1月中に前線を安定下させられるよう全力を尽くすと発言

ウクライナのゼレンシキー大統領は、1月中に前線の安定化が生じるように、あらゆることを行うと発言した。

ゼレンシキー大統領がゼレンシカ大統領夫人と共に受けた「統一ニュース」へのインタビューの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「少なくとも1月に前線の安定化が生じるように、私たちはあらゆることを行う。それは非常に困難だ。約束された物が全て届けば、というのも、私たちには予定表があり、私たちは待っているからだ。そして、米国の新政権が支援しないことではなく、支援してくれることを期待している。そのパズルは多くの詳細にかかっているが、私たちは、それが重要な瞬間だと考えている」と発言した。

また同氏は、前線の安定化はパートナーからの武器の供給だけにかかっているのではなく、等しく重要な他の要因にも左右されると指摘した。その際同氏は、「武器だけでなく、現在訓練している部隊、国外で武装されている大隊もあてにしている。私たちは、1月に全てを受け取らねばならないし、私たちの全ての前線安定化手段によって、軍はそれを遂行しなければならない。そういう課題がある。見てみようではないか。しかし、私たちはそれを期待しており、それはあらゆることに影響を及ぼす」と指摘した。

さらに同氏は、毎日外国のパートナーたちと作業をしており、前線の詳細は全てパートナーたちに伝えていると発言した。その際同氏は、「彼ら(編集注:ロシア軍)が2025年に、表現の自由の点からではなく、主張の観点から沈黙することが私たちの課題だ」とし、「彼らの凍結された紛争の主張がロシアで最も強いものでなくなるようにするためだ。それが私たちの課題であり、私たちはそれを遂行せねばならない」と強調した。

その他同氏は、東部前線は敵の数量面での優位から最も困難となっていると述べた。その際同氏は、「そこ(東部)は、そこに別の人がいるからではなく、単に敵の方が多いから最も困難なのだ。他の方面よりはるかに多い。いうまでもなく、他の方面の私たちの兵士たちは素晴らしい。しかし、そこでは、誇張なく、現在彼らの主要な旅団が集結している。そこへの予備が足りない。それもまた事実だ。よって、交代も不足している。そのため、彼ら(ロシア軍)の進軍が生じている。彼らが疲れた若者たち(編集注:ウクライナ防衛戦力)に圧力をかけている。それもまた事実だ」と発言した。

写真:大統領府