ウクライナは現在現代的防空システムが不足している=ゼレンシキー大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、現時点でウクライナに不足しているのは、何よりも現代的な防空システムだと発言した。
ゼレンシキー大統領が訪問先のビルニュスでナウセーダ・リトアニア大統領との会談後記者会見時に発言した。
ゼレンシキー氏は、「装備品の共同製造に関してリトアニアと署名したような二国間合意は、沢山生じる。私たちは、それに向けて作業している。なぜなら、世界では、現在武器が概して不足していることを理解しているからだ。私たちは共同生産に関心がある。私たちは、この作業を米国のパートナー、多くの企業、欧州のパートナーと始めた。これを恒常的に行っていき、不足が勝手になくなるようなことは待たない。私たちがパートナーと近々生産できないのは、現代的防空システムだ。その不足は非常に大きい」と発言した。
同氏はまた、ロシアは12月末と1月の最初の数日にウクライナの民間インフラを攻撃し、多くの人々が死傷したことを喚起した。
そして同氏は、「合計で500の攻撃(編集注:ミサイルと自爆型無人機)があった。私たちは、その攻撃を平均で70%撃墜することができた。残念ながら、私たちは人を失ってしまった…。この敵とは技術で戦うことができるが、私たちは彼らをまだ自分の大地から追い出せておらず、戦争はまだ終わっていない。そのため、防空システムは、1番不足しているものだ」と強調した。
さらに同氏は、現在、無人機対策と自分たちの無人機の製造に多くの注意が向けられていると伝え、「それは現在と私たちの人々の安全が要求するものだ」と発言した。