米国はパートナー国とウクライナに西側武器を露領に対して使う許可につき協議している=米国務省
米国のミラー国務報道官は19日、米国はパートナー国との間で、ロシア領に対して西側武器を使うことをウクライナに認める可能性について協議しているとしつつ、同時に個々の国が本件を決める権利を有しているとも発言した。
ミラー報道官の欧州議会によるウクライナへの同制限解除を求める決議採択に関連して発言した。
ミラー氏は、「それは、私たちがしばらくの間同盟国、パートナー国との間で協議していることである」と述べた。
また同氏は、欧州の国の中には、米国同様、ウクライナに対して、ロシア領の国境付近の目標に対して特定の種類の武器の使用を認めた国があると喚起した。
その上で同氏は、「どの国に関しても、彼らは当然、ウクライナに提供するどのような武器の使用をどのように許可するかは、その国の独自の判断が必要である。そして、それについて、私たちは同盟国、パートナー国と話し合いを続けていく」と発言した。
これに先立ち、19日、欧州議会が、西側諸国に対して西側兵器システムをロシア領内の合法的軍事目標に対して使用する制限を即時解除することを要請する決議を採択していた。