ウメロウ宇国防相、木原日本防衛相と電話会談
ウクライナのウメロウ国防相は12日、日本の木原防衛相と電話会談を行い、両国の支援・協力について協議を行った。
ウクライナ国防相広報室が伝えた。
発表によれば、ウメロウ氏はロシア侵略に対抗するウクライナへの日本の包括的支援に謝意を伝えた。
またウメロウ氏は、前線の情勢、ウクライナ軍の喫緊のニーズについて報告した。
そして同氏は、「日本の『IT連合』と『地雷除去連合』への参加、軍用車の供与、負傷したウクライナ軍人へのリハビリにつき感謝している」と発言した。
その他、日本の防衛省も公式ウェブサイトで今回の会談につき報告した。
発表によれば、木原防衛相は、昨年5月以降、順次ウクライナへ提供していた自衛隊車両について、先月末、101台目を含む最終便が無事発送されたことを伝達した。ウメロウ国防相は、防衛省・自衛隊による装備品等の提供及び負傷兵の受入れなどについて、改めて深い謝意を述べた。
木原氏は、日本として、ロシアによるウクライナ侵略を断固として非難するとともに、一日も早くウクライナにおける公正かつ永続的な平和を実現するべく、G7を始めとする国際社会と連携しつつ、ウクライナ支援に取り組んでいると改めて述べた。
その他、防衛省は、「ロシアによる侵略は、ウクライナの主権及び領土一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国連憲章を含む国際法の深刻な違反であり、このような力による一方的な現状変更の試みは、決して認められない行為」だとし、防衛省・自衛隊は、今後も国際社会と連携しながら、ウクライナを可能な限り支援していくと伝えている。
なお、12日、ウクライナ内務省は、日本政府がウクライナの国家非常事態庁に22台の地雷除去機を提供すると発表している。