ロシア・ウクライナ戦争に迅速で簡単な解決策は生じない=マクロン仏大統領

フランスのマクロン大統領は6日、ロシア・ウクライナ戦争に迅速で簡単な解決策は生じないとの見方を示した。

マクロン大統領がエリゼ宮殿での大使会議の際にウクライナ情勢と欧州のコミットメントについて話している際に言及した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

マクロン氏は、「幻想は一切抱かないでおこうではないか。私は、ウクライナに関して迅速で簡単な解決策は生じないことが皆にとっていよいよ明らかになっていくと思っている」と発言した。

また同氏は、トランプ次期米大統領もまた、ウクライナが負けた場合に、米国が「何かを勝ち取る」チャンスは一切ないことを理解していると発言した。

そして同氏は、「ウクライナの降伏を意味し得るような迅速な解決策はいずれも欧州人にとっても米国人にとっても良いものとはならない」と指摘した。

さらに同氏は、欧州の安全保障に関する決定は欧州人抜きには一切あり得ないとも発言した。

その際同氏は、「私たちは欧州人として、ウクライナにおいてロシアを勝たせるわけにはいかない。私たちは、国際秩序のためにそれを行なうわけにはいかないし、私たちは、私たち自らの安全保障のためにそれを行なうわけにはいかない。そのため、問題は、長期的に耐え抜くことが必要かどうかなのではなく、耐え抜くためにどのように組織するかなのだ」と発言した。

加えて同氏は、ウクライナ人には、長期的な平和のための協議を行う上でのあり得る最前の条件を得るべく、抵抗するための能力が与えられなければいけないと発言した。