ゼレンシキー大統領、ジョージアにウクライナ医師のサーカシヴィリ氏へのアクセス許可を要請

ゼレンシキー大統領は、ガリバシヴィリ・ジョージア首相に対して、同国にて拘束されているウクライナ国民のミヘイル・サーカシヴィリ氏(元ジョージア大統領)へのウクライナ人医師のアクセスを許可する可能性を検討するよう要請した。

12日、ウクライナ大統領府広報室がゼレンシキー大統領とガリバシヴィリ・ジョージア首相の電話会談結果につき公表した

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、サーカシヴィリ氏の権利補償問題を提起し、同氏の権利は国際法規範にしたがって完全に保証されなければならないと強調し、ウクライナ国民に対して不均衡な強制方策が行使されることは看過できないと指摘した。

また大統領は、サーカシヴィリ氏の元に母親と近親者が訪問できるようにすべきだと述べた。

さらに大統領は、「ウクライナは常に、自らの国民の合法的権利と利益を守っている」と発言した。

これに先立ち、10月1日、ジョージアの法執行機関がミヘイル・サーカシヴィリ元ジョージア大統領を拘束していた。拘束の直前、サーカシヴィリ氏は、動画メッセージにて、ジョージア国民に対して、10月2日の地方選の投票へ行くよう呼びかけていた。

サーカシヴィリ氏は、拘置所にてハンガーストライキを行っている。ズラビシヴィリ・ジョージア大統領は、サーカシヴィリ氏への恩赦は決してないと発言している。