2月24日以降、ロシアとの理解はあり得ない=ベーアボック独外相

ドイツのベーアボック外相は10日、ロシア連邦がウクライナに全面的に侵攻をした以上、ロシアとの理解は一切あり得ないのであり、制裁からも一歩たりとも後退してはならないと発言した。

キーウ(キエフ)を訪問したベーアボック独外相がクレーバ宇外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ベーアボック氏は、「私たちは、欧州の地理を変えることはできない。しかし、(中略)2月24日以降、ロシアとの理解はあり得ない。制裁からも、ウクライナが進む道からも、一切後退してはならない」と発言した。

さらに同氏は、2月24日以降、ドイツは、ウクライナ、自由なキーウの側に疑いなく立ち続けていくと発言した。

また同氏は、ドイツはロシアへの経済的依存が安全をもたらすことはないことを明確に理解しているとし、そのため「ロシアのエネルギーへの依存を永遠にゼロにしなければならない」と強調した。

さらに同氏は、ウクライナ領で犯罪を行ったロシア軍人を無罰としないことが重要だとし、「私たちは、この点で、国際法廷による国際捜査を実施しており、その捜査のためにドイツの人員を提供する」と発言した。

なお、10日、ベーアボック独外相とフックストラ蘭外相が共同でキーウを訪問した。

写真:Getty Images