ウクライナ国会、ヴェネジクトヴァ検事総長を解任

ウクライナ最高会議（国会）は１９日、イリーナ・ヴェネジクトヴァ検事総長の権限を停止した。

ジェレズニャク最高会議議員（野党「声党」）が、議員２６４が解任に賛成したと伝えた（過半数は２２６）。

賛成したのは、与党「人民奉仕者党」議員１９８人、野党「祖国党」１０人など。

ジェレズニャク氏は、審議の際、大きな非難などは聞かれなかったと伝えた。

また、アラハミヤ最高会議議員（与党「人民奉仕者党」会派長）は、テレグラム・チャンネルにて、同解任にちて伝えた上で、ヴェネジクトヴァ氏は、チームに残るとし「彼女の経験は、専門的なマネージメントとルールの強化を必要としている新しい場所で国家に貢献することになる。外交の前線における人事のニュースを待ち、彼女の仕事に感謝しよう」と呼びかけた。

これに先立ち、１７日、ゼレンシキー宇大統領は、バカーノウＳＢＵ長官とヴェネジクトヴァ検事総長を停職する大統領令に署名していた。その際、ゼレンシキー氏は、ＳＢＵと検察機関に多くの国家反逆罪容疑者が出たことを理由に挙げていた。

なお、その際、大統領令によって、オレクシー・シモネンコ（検事次長）に検事総長権限の代理履行が任されている。