ウクライナ領の地位に関するどのような「住民投票」も認められない=ショルツ独首相
ドイツのショルツ首相は23日、世界は8年前にロシアによるクリミア併合を認めなかったのであり、新たなウクライナ領の併合の試みも認められることはないと発言した。
ショルツ首相がウクライナが主催する第2回クリミア・プラットフォーム首脳会談にオンラインで出席し、演説を行った。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ショルツ氏は、「国際社会はロシアの違法で帝国的なウクライナ領併合を決して受け入れることはない。(中略)私たちはロシアによる暴力によるウクライナ領併合の試みを非難している。私たちのメッセージは明確だ。どのような恥ずべき住民投票もその他のウクライナ領地位変更の努力も決して認められることはない、というものだ」と強調した。
同氏はまた、「そのような行動はどのような協議も不可能とする」と発言した。
さらに同氏は、ロシアのいわれのない不当な対ウクライナ侵略戦争はウクライナの民の強力な抵抗に遭ったとし、ウクライナの人々の決断力と勇気は世界中で敬意を呼び起こしていると指摘した。
同氏は、ウクライナは力の支配、大国が小国を飲み込もうとする状況に屈することを拒否したと発言した。
そして同氏は、本日のクリミア・プラットフォーム首脳会談は、パートナーたちが現在かつてないほどに団結していることを示したと発言した。同氏はさらに、今回の首脳会談は非常にタイミングが良いとし、今日は世界はスターリニズムとファシズムの犠牲者を追悼する日であることを喚起した。
なお、ショルツ氏は、カナダのトルドー首相とともにオンラインで首脳会談に出席した。ショルツ氏は現在カナダを訪問している。
写真:大統領府