ゼレンシキー宇大統領、バイデン米大統領と会談 「重要な成果を達成した」

ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、米ホワイトハウスで行ったバイデン米大統領との会談を「生産的で強力だった」と形容し、同会談時に重要な成果を達成したと発言した。

ゼレンシキー大統領がホワイトハウスでの会談の結果を発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちは重要な結果を達成した。私たちはいくつかの戦略的決定の作業を行うことで一致した」と発言し、それはウクライナに対するあらゆる新たな侵略を防ぐことを可能にするものだと補足した。

さらに同氏は、それはビルニュスで7月に開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議における努力、G7宣言(編集注:G7首脳が採択した「ウクライナ支援に関する共同宣言」)の結果の1つであり、また安全保障分野の二国間合意の結果の1つであると発言した。

続けて同氏は、「第二に、私たちはウクライナの防衛能力強化に関する新しい合意を達成した」とし、その詳細は後ほど発表されると伝えた。

同氏はまた、米国に対して、ウクライナ軍人が今必要としている物が含まれている新しい対ウクライナ防衛支援につき謝意を表明した。

加えて同氏は、米国がウクライナの防空を、特に冬季に強化する上で支援する準備があると伝えた。

その他、同氏は、今回の会談時、ウクライナの穀物輸出の拡大に関する方策についても話し合ったとし、また和平案「平和の公式」についての作業継続についても合意に達したと発言した。

なお、ゼレンシキー大統領は21日、ワシントンを訪問しており、これまでに米議会、国防総省などの米政権代表者と会談している。