ウクライナ副首相、ロシア国民に対して被占領下クリミアからの退去を呼びかけ

ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は28日、被占領下ウクライナ領クリミアに滞在する民間のロシア国民に対して、同地を退去するよう呼びかけた。

ヴェレシチューク副首相がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

ヴェレシチューク氏は、「過去数年私たちのクリミアへ違法に入域した何万人のロシア人は何に期待しているのだろうか。なぜなら、通常、あらゆる望ましくないことは急に起きるののだ。クリミア橋が落ちた時(それは時間の問題であることは明白だ)、陸上回廊が切断された時、地上戦が半島で始まった時、彼らはどうするのだ?」と発言した。

そして同氏は、経路が切断され、戦闘が周りで生じている時に何千人の民間人が迅速にクリミアを退去することは非現実的だと指摘した。

その上で同氏は、「そのため、違法に半島に滞在している民間のロシア国民に対して呼びかける。ウクライナ領クリミアにおける滞在はあなた方にとっては安全なものではない。去るべきだ。軽視すべきでない」と強調した。