「ロシア侵略に長きに渡り対抗してきたウクライナの人々に心から敬意を表す」=上川日本外相、支援継続を強調

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日本の上川外相は7日、キーウ訪問時にロシアによるウクライナの町々へのミサイル・自爆型無人機による攻撃を強く非難した。また、今回の記者会見が空襲警報の発令を受けてシェルターで行われたことにつき、ウクライナの厳しい環境を身をもって感じていると発言した。

上川外相がクレーバ宇外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

上川氏は、「ただいま会談中に空中警報が発令された。急遽このシェルターで共同記者会見を行う運びとなった。改めてウクライナの人々が日々置かれている大変厳しい環境を身をもって改めて感じているところだ」と発言した。

また同氏は、「ロシアが年末年始もキーウを含めた各地へのミサイルや無人機による攻撃を継続していることを、改めて強く非難するとともに、犠牲となられた方々に心から哀悼の誠を捧げる。そして、ロシアの侵略に結束して長きに渡り対抗してきたウクライナの人々の勇気と忍耐強さに改めて心から敬意を表す。日本として、ウクライナが平和を取り戻し、ウクライナの美しい大地を再び目にすることができるよう、ウクライナを支え続けていく決意だ」と強調した。

その他同氏は、ブチャ訪問につき、「ロシアによる侵略の生々しい傷跡を自分の目で見て、またその惨状に衝撃を受けた。関係者の話を直接うかがい、力による一方的な現状変更を決して認めてはならない、戦争において特に脆弱な立場にある女性や子供たち、ご高齢の皆さんに対し、これを守り、人間の尊厳が確保されるよう、取り組まなければならないと確信したところだ」と伝えた。

同氏は、就任後なるべく早い時期にウクライナを訪問していたいと思っていたと伝えた。クレーバ宇外相が能登半島地震につきお見舞いを述べたことにつき、上川外相は謝意を表明した。

なお7日、上川外相は7日、ウクライナを訪問した。上川氏は、日本政府はウクライナへの無人航空機検知システム供与のために、北大西洋条約機構(NATO)信託基金へ3700万ドルを拠出することを決定したと発表している