ゼレンシキー宇大統領、アウシュビッツ解放80周年記念式典に出席

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ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、ナチスドイツがユダヤ人をはじめ約110万人を殺害したアウシュビッツ強制収容所の解放80周年を記念した追悼式典に出席した。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表によれば、「ポーランドにて、ゼレンシキー大統領は世界のリーダーやナチスのアウシュビッツ=ビルケナウ収容所の元被収監者と共に、その解放80周年を記念する式典に出席した。追悼式典は、ポーランドのオシフィエンチム市にあるアウシュビッツ=ビルケナウ国立博物館の敷地内で行われた」と書かれている。

ゼレンシキー大統領は、自身のテレグラム・チャンネルにて、アウシュビッツ強制収容所を生き延びた者の中で生存者はかなり少なくなっていると指摘した。その際同氏は、「今日、彼らは約60の国の首脳に対して、憎悪に毒された人々がどれだけ冷酷となり得るかについて、収容所の人々が何を経験せざるを得なかったか、80年前の1月27日に彼らがどのように解放されたかについて語った。生き延びた数千人のユダヤ人にとって、この日は2度目の誕生日となった。しかし、数百万人の人は死んだのだ」と伝えた。

また同氏は、ウクライナは世界と共にホロコーストの犠牲者を追悼し、ナチズムを非難していると強調した。

そして同氏は、憎悪に入り込む者は皆敗北するとし、「命を救う者は皆世界の感謝を得るのだ」と伝えた。

写真:ゼレンシキー大統領(テレグラム)