ルビオ米国務長官、ロシアもウクライナも何かしら譲歩が必要だと再び発言

米国のルビオ国務長官は、ロシア・ウクライナ戦争は交渉を通じて終わらせねばならず、その際は双方が何かしら譲歩しなければならないとの立場を再び発言した。

マルコ・ルビオ国務長官がメギン・ケリーとのインタビュー時に発言した

ルビオ氏は、「何よりもまず、言わせて欲しいが、私たちはプーチンが行ったことは凄惨なことだったと思っている。他国への侵攻、彼が行った蛮行。彼は酷いことを行った」と発言した。

同時に同氏は、米国の前政権がウクライナがロシアに勝てると人々を信じさせたことに、最初から「不明瞭さ」が存在したと発言した。その際同氏は、前政権のウクライナ支援のアプローチを批判し、それを「長引くこう着状態」への資金供与だと形容し、それがより多くの苦しみをもたらしたと主張した。

その上で同氏は、それがウクライナを「100年後退させている」とし、なぜならエネルギーインフラが破壊され、多くのウクライナ国民が同国を離れ、永久に国外に居住しているからだと説明した。

同氏は、「それは彼らの未来であり、未来は危機の中にある」と発言した。

その他同氏は、トランプ米大統領は「それは長引いている紛争であり、それは終わらせねばならない」と考えていると伝え、交渉を始めないといけないと強調した。その際同氏は、どのような交渉も「双方が何かしら譲歩せねばならない」と訴えた。

同氏は、その後強力な外交が行われるとしつつ、他方で、「交渉では双方が何かを出さねばならないし、それには時間がかかる」と繰り返した。

同時に同氏は、トランプ大統領は、ロシアもウクライナも多大な代償を払っているのだから、紛争が終わることが目的だと考えていると伝えた。

写真:ゲッティ