露との新パイプライン完成後もウクライナを通じたガス供給は続けなければいけない=独政府
ウクルインフォルム
ドイツ政府のザイベルト報道官は、最近のプーチン露大統領の発言に関連し、独露間ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」が完成した後も、ロシアからのウクライナを経由した欧州連合(EU)へのガス供給は続けなければならないと発言した。
ロイター通信がザイベルト独政府報道官の発言を報じた。
同報道官の発言は、プーチン露大統領がウクライナを通じたガス供給の継続はウクライナがロシアに「善意」を示すかどうかにかかっていると発言したことを受けたもの。
ザイベルト報道官は、「ノルド・ストリーム2が完成した後もウクライナが(ガスの)輸送国家であり続けるべき、というのがドイツ政府にとっての中心的問題である」と発言した。同氏はまた、ドイツは、ロシアがウクライナ領を通じたガス輸送を義務付ける政府間合意を守ることを期待していると発言した。
また、与党の社会民主党のシュミッド報道官は、本件により批判的な立場をとっており、プーチン露大統領の発言は「害があり、侮蔑的だ」とコメントした。
現在政党支持世論調査にて2位の野党の緑の党は、ノルド・ストリーム2建設は止めるべきだと主張している。