ウクライナ、クロアチアの海洋港を使った穀物出荷を開始
ウクルインフォルム
ウクライナ経済省は、同国はクロアチアの海洋港を通じた穀物の輸出を開始したと発表した。
スヴィリデンコ第一副首相兼経済相がブカレストで開催されている「三海域イニシアティブ(3SI)」首脳会談でのプレンコビッチ・クロアチア首相との二国間会合の際に発言した。7日、経済省広報室が伝えた。
スヴィリデンコ氏は、「ウクライナの穀物はもうクロアチアの港から輸出され始めている。そのような機会につき感謝している。その交易路は、ニッチかもしれないが、しかし、すでに人気である。私たちは、輸送路の能力を拡大させることで、それを発展させる準備がある。私たちは、その物流ルートは、戦後にも私たちの国々の間の二国間貿易において重要な役割を担っていくと思っている」と発言した。
発表によれば、双方は二国間貿易とウクライナの穀物のクロアチアの港から輸出することにつき協議したとあり、またウクライナの輸出に対する制限問題の解決の重要性についても話されたという。
その他、地雷除去、戦争犯罪捜査、ウクライナ穀物輸出のためのあらたな輸出ルートの開通についても協議されたと書かれている。
発表によれば、両者は、地雷除去機材の製造をウクライナで行えるようにすることを加速させる問題も提起した。また、10月にザグレブで開催される地雷除去会議の準備も協議した。
プレンコビッチ・クロアチア首相は、同国は戦争犯罪捜査に大きな経験を有しているとし、戦争犯罪捜査でウクライナを支援すること、具体的には、戦時下の犯罪の捜査を行う、特別検察と特別警察の設置に関するクロアチアの経験と専門知識を共有することを提案した。
写真:インフラ省