ロシアの合意離脱後の黒海回廊の民間船舶航行につき、ウクライナ海軍報道官が説明
ウクルインフォルム
ウクライナ海軍のプレテンチューク報道官は7日、ロシアが黒海穀物合意を離脱してから、これまでにウクライナ南部の海洋港から4隻の民間船舶が無事出帆していると説明した。
プレテンチューク報道官がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムでの記者会見時に発言した。
プレテンチューク氏は、「その(4隻の)内3隻が黒海を離れており、1隻はルーマニアの港にいる。その港は、その船の予定入港地点だった場所だ」と発言した。
同氏はまた、ロシアが合意を離脱した後にウクライナが発表した、ウクライナ海洋港を利用するための海上「回廊」は機能しているとし、その回廊はウクライナ海軍が最も安全なものとして定めたものだと指摘した。
そして同氏は、「私たちの責任の範囲内で、軍はそれらの船の安全を確保するために必要なことを全て行っている。よって私たちは、生じる可能性のある挑戦に対して準備ができている」と発言した。
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は9月2日、ウクライナが提案しており、ロシアとの間で合意のない、海上の民間船航行海路「穀物回廊」をさらに2隻の船舶が通行したと報告していた。
8月10日、ウクライナは、黒海に面したウクライナの海洋港へのアクセスを可能にする商業船のための新しい臨時海路を発表していた。その際ウクライナは、あらゆるルートには、ロシアからの軍事的脅威と機雷の危険が残るとも伝えていた。
8月16日には、最初の民間船がオデーサ港から同ルートを利用してボスポラス海峡へと向かっている。