ウクライナに全面停電の起こる前提条件は今のところなし=エネルギー大臣
ウクルインフォルム
ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は9日、ウクライナには現在全面停電が生じるような前提条件はないものの、ロシアが電力システムに攻撃する可能性は今もまだあるとしつつ、他方でその場合も停電は一時的なものとなるだろうと発言した。
ハルシチェンコ氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
ハルシチェンコ氏は、「唯一の脅威は、ロシアの攻撃だ。攻撃水準とそれがいつ行われるかを予想することは難しい」と発言した。
同時に同氏は、現時点で全面停電が生じる前提条件はないと指摘した。そして、「たとえ攻撃により電力システムに決定的な悪影響が生じたとして、全面停電が起こり得たとしても、それは一時的な性格のものとなるだろう」と指摘した。
これに先立ち、12月3日、ウクライナのエネルギー省は、悪天候などが原因で局地的に停電が生じた自治体があるものの、同国のエネルギーシステムには3日の時点で不足は観察されておらず、総発電量は産業消費分を満たすのにも十分にあると報告していた。