ウクライナはEUにとって「グリーンエネルギー」の宝庫となり得る=米国務次官補
ウクルインフォルム
米国のパイアット国務次官補(エネルギー資源担当)は12日、戦時下でのウクライナのエネルギー分野の再建を西側は際限のない支援の必要性として見るのではなく、欧州がロシアのエネルギー供給を最終的に断念することを可能とするビジネスの機会として見るべきだと発言した。
パイアット国務次官補がベルリンでのウクライナ復興会議の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
パイアット氏は、「私たちはウクライナのエネルギー未来の見方についてのパラダイムを変えるべきだ。支援の受け手としてのウクライナに関する議論が多すぎる。私たちは、ウクライナをビジネスのための機会として考えるべきだ」と強調した。
同氏は、その考えは欧州がロシアのエネルギー供給を最終的に断念するという重要な問題の解決に役立つものだと強調し、「欧州は、ロシアを理想的な供給者としてみなすことはもう二度とない。それはつまり、欧州は未来を見ながら新しいエネルギー源を模索せざるを得ないということだ」と発言した。
その際同氏は、ウクライナはグリーンエネルギーの自然の宝庫だとし、風力、太陽光、バイオマスの潜在力、現存するものと将来予定される原子力能力を挙げた。さらに同氏は、ウクライナは水素経済の発展展望も有していると強調した。