今年のナフトガスの設備投資額は約620億フリヴニャ=取締役会長
「国営石油・ガス企業供給者デー 2025年計画」会議において、ウクライナの国営石油・ガス企業「ナフトガス」のチェルニショウ取締役会長が発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
チェルニショウ氏は、「2024年のナフトガスグループの設備投資額は約620億フリヴニャである。この金額は来年さらに増加する。従って、今日、我々は供給企業に来年のウクライナの生産開発への参加を呼びかける」と述べた。
同氏は、国内企業がナフトガスに供給する商品の約70%がウクライナ製であると指摘した。
さらに同氏は、「私たちのビジネスには、ウクライナでは提供できない独自の立場ある。しかし、私たちはウクライナの生産者の能力を高めるよう、可能な限りの努力をしている」と述べた。
また同氏は、全面戦争が始まって以来、サプライチェーンが変化したと指摘した。具体的には、ウクライナの領空が閉鎖されたことで、空輸の可能性が変わり、その結果、ロジスティクスが複雑化し、配送時間が長くなり、それが配送コストに影響しているという。
加えて同氏は、2023年にはスエズ運河を通るルートが危険となり、船舶の通行が遮断されたこと、2023年11月~2024年4月にはポーランド国境が封鎖されたことを喚起し、その結果、石油・ガス産業はメタノール不足に陥ったと伝えた。
同時に同氏は、「しかし、ウクライナの供給企業の協力を得て、ナフトガスは重要な物資をすべて供給した」と述べた。
ナフトガス・グループのウクルハズヴィドブヴァンニャ社とウクルナフタ社はウクライナのガス生産の80%を占めているという。これらの会社は今年、約150億立方メートルの天然ガスを生産する予定であり、さらに200万トンのガスコンデンセート油の生産も計画されているという。
ナフトガス・グループはガス貯蔵の独占企業であり、ウクライナガス分配網社はガス配給市場の92%を占めている。
写真:ナフトガス
※これは、パートナー企業のニュースです。