キーウ州、日本から障害者支援用の車両等を受け取る
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ウクルインフォルム
日本の国際協力機構(JICA)は、ウクライナ中部のキーウ州の高齢者・障害者向け施設に福祉車両とリハビリ用機器を提供した。
クラウチェンコ・キーウ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで伝えた。
具体的には、ウクライナの共同体・地域発展省とJICAが協力する緊急復旧・復興プロジェクトの一環で、キーウ州の施設が11台の福祉車両(Fiat Ducato)と22台のリハビリ用多目的機器(MIT MT)を受け取ったという。
クラウチェンコ長官は、州内の児童養護施設や老人介護施設といった11の特別施設が移動手段を受け取り、社会・医療サービスを利用できるようになると伝えた。
同氏はまた、これらの施設には現在約2000人の利用者がいるとし、その中には国内避難民も含まれると指摘した。そして同氏は、「あらゆる挑戦のある中でも、キーウ州は、前線から戻ってくる軍人、戦争で被害を受けた民間人、健康に問題を抱えて支援を必要としている人々のための完全かつ効果的なリハビリの条件を生み出す仕事を積極的に行っている」と発言した。
そして同氏は、中込正志駐ウクライナ日本国大使と松永秀樹JICAウクライナ事務所所長に対して、ユニークな支援につき謝意を伝えた。また同氏は、「ロシアの侵略により特別な支援を必要とする人々の数が増えている。私たちは、彼らを効率的かつ効果的に支えるべくあらゆる必要なことを行わねばならない」と発言した。
写真:クラウチェンコ・キーウ州軍行政府長官(フェイスブック)