ボフダン大統領府長官、ドンバス地方においてロシア語を地域語とすることを提案
ボフダン長官がRBCウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。
長官は、「個人的な私の考えだが、私なら、ドネツィクとルハンシクに対し、国家語はウクライナ語、地域語はロシア語とすることを認める。その後、両地域がウクライナ領となることが条件である」と発言した。
同時に同長官は、記者からのロシア語を第二国家語にした方が簡単ではないか、との問いに対して、「そうは思わない」と返答し、「それ(編集注:ロシア語の第二国家語化)は対立を深める。それに関しては、私は反対だ」と発言した。
加えて、同長官は、「私はリヴィウ出身であり、地元には『バンデラ主義』の知り合いがいるし、私はウクライナ語もウクライナも支持している。しかし、私たちには問題があり、その問題は解決せねばならない。私たちは際限なく話をし、何ら解決していない。解決しなければならないのだ」と発言した。
続けて、記者が、以前ボフダン氏が長官になった直後に発言して話題となっていた、「ロシアとの協議に関する国民投票」について喚起すると、同長官は、「そうではない。ロシアとの協議に関するものではなく、何らかの機微なものについて、例えば、言語に関する問題に関するものについてである。もし国内の平和が始まるのなら、私たちは、ドネツィク・ルハンシク両州に対して、ロシア語で話すことを認めることができるか?このような質問を示し、『はい/いいえ』の回答を求めるようなことだ。認められるなら、その時は、ドネツィクとルハンシクはロシア語で話すようになるのだ」と発言した。
記者が、それが前例となって、連鎖反応を起こすのではないか(ドネツィク・ルハンシク両州にロシア語を認めることで、オデーサなどに影響を及ぼすのではないか)との問いに対して、ボフダン長官は、「さらに1万5000人のウクライナ国民を戦争で殺そうと言うのか?」と返答した。
続けて、ボフダン長官は、妥協の模索が必要なのだと発言した。