ブダペスト覚書についての国民の意見は「非常に重要」=ゼレンシキー大統領
22日、ゼレンシキー大統領が国内テレビ4局へのインタビュー「2020年秋 勝利と挑戦」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
記者が25日の全国世論調査におけるブダペスト覚書について質問すると、大統領は、「私には、その考えが非常に重要だ。私が今後何をするかは、あなた方に言わない。なぜなら、私が行なっているのは包括的作業だからだ」と答えた。
大統領は、現在、ウクライナを「自立し、防衛能力のある国家」に生まれ変わらせるための作業を行なっていると発言した。
大統領は、「そのため、海軍基地が現れるのは偶然ではないし、私が、残念ながらこれまでウクライナ国家に存在しなかった戦略的合意文書に署名しているのも偶然ではない。私は、英国とトルコと署名しているし、更に複数の国と署名をしたいと思っている」と発言した。
同時に大統領は、戦略全体を話すことはできないと強調した。大統領は、「私は、ウクライナは欧州において非常に強力であるべきだと思っている。私は、ウクライナ艦隊は非常に強固であるべきだと思っている。それがその戦略の一部だ」と発言した。
また大統領は、署名された覚書や合意は全て履行されなければならないと発言した。
なお、これに先立ち、ゼレンシキー大統領は13日、10月25日の地方選挙投票日に5つの重要な質問を投票所で行うと発表していた。質問は以下の5つ。
・特大規模の汚職で終身刑を適用すべきか否か。
・あなたは、ドンバスに自由経済圏を作ることを支持するか。
・最高会議(国会)の議員数は300まで減らすべきか?
・ウクライナにて、重病者の痛み軽減のために医療用大麻を合法化することを支持するか?
・ウクライナは、国際レベルでブダペスト覚書が定めている安全の保証を利用する問題を提起すべきか?
写真:大統領府