ゼレンシキー大統領、「クラスター案」採択に向け、独仏に対し、ロシアへの圧力を呼びかけ

ゼレンシキー大統領、「クラスター案」採択に向け、独仏に対し、ロシアへの圧力を呼びかけ

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ゼレンシキー大統領は、ノルマンディ・フォーマットに参加するフランスとドイツが、戦争終結のために作成された通称「クラスター案」の採択のために、ロシアに圧力をかけることが必要だと考えている。

ゼレンシキー大統領がドイツのフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙へのインタビュー時に発言した。1日、大統領府がインタビュー全文をウェブサイト上に掲載した

大統領は、「ノルマンディ・フォーマットで、非常に重要なステップが取られた。いわゆる『クラスター』が書かれ、ドイツ、フランス、ウクライナが同意し、それがロシアに渡されたのだ。しかり、私たちは、ロシア側からの真剣な連携、願望を目にしていない。そこで、現在ノルマンディ・フォーマットに入っている国がすべきことは、私たちがその計画、そのクラスターを手にして、ドンバス戦争を終わらせられるよう、ロシアに対して非常に強力に圧力をかけることである」と発言した。

なお4月16日、ゼレンシキー大統領は、パリでのマクロン仏大統領とメルケル独首相との会談後、クラスター案とはフランスとドイツが作成したものであり、ウクライナとロシアが自らの案を加えたものであり、ミンスク書合意の段階的履行のことであると発言していた。

これに先立ち、3月24日、ロシアの「コメルサント」が、ドイツとフランスが作成した「ミンスク諸合意実現のための重要クラスター」案と、それに対するウクライナとロシアによる、両国の情勢解決の見方を反映した提案に関する記事を公開していた。

これに対して、ウクライナの三者コンタクト・グループ(TCG)情報政策補佐官であるオレクシー・アレストヴィチ氏は、ミンスク諸合意履行実現のための重要クラスターに関する協議プロセス文書の中身は、現在TCGで議論されているものであり、仏独と欧州安全保障協力機構(OSCE)の要請により、署名の瞬間までは公開されないと述べていた。

アンドリー・イェルマーク大統領府長官は、4月のインタビュー時に、「協議が困難なことから、フランスとドイツが『クラスター』という形を提案した。それは、地雷除去、(兵力)引き離し、重火器撤収から始まる治安の最初の行動から始まり、地方選挙実施まで続く、論理的に並べられた行動のことである。もし当事者たちがクラスターを受け入れたら、それは日付、期限とともにロードマップへと変貌し得るものだ」と発言している


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