ゼレンシキー大統領、「ウクライナ国家性の日」大統領令に署名 ウクライナ史普及目的
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、8月24日、独立30周年記念日式典の最中に、ウクライナ史普及などを目的とする大統領令「ウクライナ国家性の日」に署名した。
ゼレンシキー大統領が式典の演説の際に説明した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
大統領は、「私たちの国家性の誕生を今後、私たちは私たちの国家性開花の日である、キーウ・ルーシ=ウクライナ(キエフ大公国)のキリスト教受容の日に祝っていく。私は今日、関連大統領令に署名する」と発言した。
同日、大統領府広報室は、同日署名された大統領令第432/2021「ウクライナ国家性の日」を公開した。
大統領令には、今回の署名は、「ウクライナ国家性の歴史を参照しつつ、1000年以上のウクライナ国家史の継続を確定することを目的」に行われたとし、ウクライナ国家性の歴史は、キーウの創設、988年にキリスト教をキーウ・ルーシの文明の選択として受容したヴォロディーミル聖公の時代の国家の発展に始まり、ハリチナ・ヴォリーニ公国、ウクライナ・コサック国家、ウクライナ人民共和国、西ウクライナ人民共和国、ウクライナ国、カルパチア・ウクライナ、現代ウクライナが後継国であると記されている。
大統領は、7月28日のキーウ・ルーシ=ウクライナのキリスト教受容の日を毎年ウクライナ国家性の日とすると指示している。
これに伴い、閣僚会議(内閣)や、地方自治体には、ウクライナ国家性の日祝賀の準備を行うことが指示された。
さらに、閣僚会議、科学アカデミー、国家戦略研究所などに対して、ウクライナ国家性の歴史の保護・維持・普及戦略案を準備し、確定し、実現方策・研究の実施を指示している。
なお、8月24日、ウクライナは独立30周年記念日を迎えている。