政治家・政党支持率はゼレンシキー大統領と与党がトップ
世論調査
ウクルインフォルム
最新の世論調査によれば、現在ウクライナで大統領選挙・最高会議(国会)総選挙が行われた場合の投票先として、最も支持されているのは、ゼレンシキー現大統領と与党「人民奉仕者党」であることがわかった。
11日、レイティング社が11月4〜9日にウクライナ全土で行った世論調査の結果を発表した。
ゼレンシキー現大統領への支持率は、19.3%(投票先を決めている回答者間では21.8%、以下同)で最も多かった。これに続き、ポロシェンコ欧州連帯党党首(前大統領)が12.9%(14.5%)、ボイコ野党生活党共同代表が9.7%(11.0%)、ティモシェンコ祖国党党首が9.6%(10.8%)、ラズムコウ前最高会議議長が7.8%(8.8%)であった。
政党支持率は、大統領系与党「人民奉仕者党」の支持が最も高く、15.3%(17.3%)。これに、欧州連帯党が12.4%(14.0%)、祖国党が10.7%(12.2%)、親露の野党生活党が9.7%(11.0%)、ラズムコウ政党が6.0%(6.8%)が続いた。
政治家に対する満足度を問う設問では、ゼレンシキー大統領の活動に満足しているとの回答は33%、不満であるとの回答は65%、シュミハリ首相の活動へは、満足22%、不満72%、内閣への不満は80%、最高会議への不満は83%であった。
最高会議解散についての設問では、解散を支持するのは58%、支持しないのは38%。内閣総辞職を支持するのは55%、支持しないのは39%、大統領の辞任と繰り上げ大統領選挙については、支持が40%、不支持が58%であった。
今回の世論調査は、被占領下にあるクリミアとドネツィク・ルハンシク両州一部地域を除くウクライナ全土の18歳以上の人物5000人を対象にCATI方式(Computer Assisted Telephone Interviews)で実施したものであり、理論的誤差は±最大1.5%だと発表された。