「露にはウクライナ侵攻がもたらす結末を示している」=クレーバ宇外相
2日、クレーバ外相がフェイスブック・アカウントの動画メッセージにて発言した。
外相は、「今現在、各国首都で、ロシア抑制パッケージに含まれる具体的方策、具体的経済制裁についての非常に具体的で中身のあるやりとりが行われている。この二日間、昨日はリガ、今日はストックホルムでの主要な議題は、ロシア連邦が軍事シナリオを選択した場合に、各パートナー国、各パートナー機関に何が具体的にできるかということについての話だった」と伝えた。
また外相は、現在の課題はその作業から効果的で明確な結果を出すことだと述べつつ、「しかし、大事なことは現在、何が起きているのか、どのような問題が話されているのかにつき、ロシアが目にすることであり、同国にはそのことが明確に伝えられている。それら全てが彼ら(ロシア)にとって、軍事的性格を帯びた決定を採択する前には、まず2回、3回と考え直さなければいけない、ということを伝える非常に明確なシグナルなのだ」と強調した。
さらに外相は、現在ロシア抑制パッケージが予定通り作成されているとし、同抑制パッケージは3つの要素からなることを喚起した。3つの要素について、外相は、「1つ目は、(中略)ウクライナ領での軍事作戦はロシアにとって拭い切れない被害をもたらすことを明確に同国に伝えること。2つ目は、ロシアが軍事作戦に踏み切った場合に瞬時に発動される制裁パッケージを作ること。その制裁は、同国経済にとって非常に重たいものとなる。3つ目は、ウクライナの防衛能力強化のための我が国の軍事技術協力の深化である」と説明した。また、2日にEU理事会が発表した、ウクライナを欧州平和ファシリティに加え、ウクライナに3100万ユーロを供与するという決定は、この作業の具体的な結果だと述べた。