コルスンスキー宇大使、日本政府のウクライナ情勢に関する立場とロシアの反応を紹介

コルスンスキー宇大使、日本政府のウクライナ情勢に関する立場とロシアの反応を紹介

ウクルインフォルム
コルスンスキー駐日ウクライナ大使は、日本の岸田首相による、ロシアがウクライナに更なる侵攻をした場合に、G7との共同行動の準備についての発言に対する、在日ロシア大使館の反応を紹介した。

26日、コルスンスキー大使がウクライナの外政シンクタンク「新欧州センター」主催のフォーラム「地域・グローバル文脈でのウクライナと日本」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大使は、日本でもウクライナを巡る緊張した情勢は伝えられているとし、正にここ数日間、ウクライナ国境の緊張に関しての日本の政策の形成とロシアに対するG7での行動調整が行われていると伝えた。

加えて大使は、「金曜夜(編集注:1月21日)米日オンライン首脳会談があり、その際、ウクライナ問題についても協議が行われ、その後日本首相は記者会見時に、日本は情勢に対して非常に真剣に向き合っており、注視しており、G7の国々とともに連帯してロシアに対しての関連の行動を採る準備をしていると総括した。これが、在京ロシア大使館とロシア連邦外務省のかなり病的な反応を呼び起こした」と報告した。

その際大使は、普段からロシアの外交官たちは、ソーシャルメディア上のロシア大使館などのアカウントで、しばしば日本に関して非礼な声明を掲載していると紹介した上で「そして、今回もそのような声明を出したのだ」と伝えた。大使は、「しかし、日本では、私たち(ウクライナ)で起きていることと、アジアで起きることの間の直接の繋がりは明確に理解されている。日本政府代表者との面会はいつも『地球上のどこであっても、国境の力による変更は受け入れられないという原則、航行の自由の原則などは遵守されねばならない』といった発言で始まり、同様の発言で終わる。私はそれがとても嬉しい。それは、アジアにも、欧州にも、アフリカにも、アメリカにも、関わることなのだ」と強調した。

これに先立ち、21日、日本の岸田首相と米国のバイデン大統領は、テレビ会談の際に、ロシアによるウクライナへの侵攻抑止についても協議を行った。その際、岸田首相は、あらゆる攻撃に対する強力な行動の発動につき、米国、その他の同盟国・パートナー国、国際コミュニティとともに緊密に調整を続けると約束している

なお、20日、ブリンケン米国務長官は、ベルリンでの演説時、ロシアに対して、「平和と安全をもたらす外交の道」と「紛争と厳しい結果と国際的非難のみををもたらす侵略の道」があることをロシアに対して明確に示すために、米国は、北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)、欧州安全保障協力機構(OSCE)、G7の同盟国・パートナー国と作業を続けると発言していた。

また同日、ドイツのベーアボック外相は、EU、NATO及びG7は、ロシアによるウクライナに対するどのような更なる攻撃的行為も「政治的、経済的、戦略的に多大な結果をもたらす」ことで一致していると強調し、またその際、制裁は「最大限効果的」なものでなければならないとし、それは「エネルギー問題」にも関わることであると示唆していた。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-