ドイツ国民はノルド・ストリーム2における政治的要素の存在を理解した=独大使
ウクルインフォルム
フェルドゥーセン駐ウクライナ独大使は、現在ドイツでは、独露間新天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」を巡って集中的な議論が続いていると発言した。多くのドイツ国民が、同プロジェクトにおける大きな政治的要素の存在を理解したのだという。
フェルドゥーセン独大使がラジオNVへのインタビュー時に発言した。
フェルドゥーセン氏は、現在「ノルド・ストリーム2」の認証プロセスには少なくともさらに半年はかかるだろうと指摘した。
さらに同氏は、「ドイツにおけるノルド・ストリーム2を巡る議論は、どんどん集中的になっている。私は現在、最終的決定がどうなるか予想できない。ノルド・ストリーム2建設は、長年ドイツにおいて議論の対象ではなかった。現在、皆が、それには非常に大きな政治的要素があることを理解したのだ」と発言した。
同氏は、そのことはショルツ独首相やその他の政府関係者も発言していると伝え、「私は、そこ(政府)の人々は現在そのストリームに関してこれまでとは全く立場を有していると思っている」と指摘した。
これに先立ち、1月21日、独DWは、ベーアボック独外相が「「首相と私は、更なる軍事エスカレーションが生じた場合のどのような手段、どのような方策も議論されていることを明確にした。それは、天然ガスパイプライン『ノルド・ストリーム2』にも関係する」と発言したことを報じていた。