クレーバ宇外相、ロシアとの協議における「ウクライナのレッドライン」を説明
ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は、ロシアとの協議において、ウクライナの領土一体性問題の譲歩とドネツィク・ルハンシクの武装集団との直接対話は、ウクライナが決して受け入れない「レッドライン」だと説明した。
7日、クレーバ外相がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ外相は、「私が公の場でコメントできるレッドラインの一つは、ウクライナの領土一体性問題に関して一切譲歩しないことである。それは、『ドンバスとクリミアはウクライナである』ということだ。第二に、ドネツィク・ルハンシクのいわゆる『人民共和国』との直接対話は一切ない、ということである」と発言した。
これに先立ち、ウクライナのニュースサイト「週の鏡」が、1月26日のパリにおけるノルマンディ・フォーマット首脳補佐官級会合の際に、イェルマーク・ウクライナ大統領府長官が、武装集団代表者からのウクライナ東部情勢解決提案を検討する義務を負った可能性を報道していた。
これに対して、ポドリャク・ウクライナ大統領府長官補佐官は、ウクライナ政権内では、ウクライナ東部情勢解決協議は、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の傀儡集団とではなく、ロシアとのみ行うべきだとする立場が維持されていると発言していた。