ベーアボック独外相、ロシアのウクライナ更なる侵略の際には高い代償を払う準備ありと発言

ベーアボック独外相がキーウ（キエフ）訪問時にクレーバ外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ベーアボック氏は、「私たちは、ロシアに関して複数の厳しい方策を計画した。その制裁は、前例のないものであり、全てのパートナー国と調整され、それらの国と計画しているものだ。私は、パートナー国と私の国の緊密な繋がりの観点から、私たちが高い経済的代償を払う準備があることにもう一度注意を向けたい。なぜなら、それはウクライナの安全に関することだからだ」と発言した。

同時にベーアボック氏は、ドイツはロシアと対話を継続しようとしているとし、特に、米国や北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）とともに、ロシアに対して書簡を送ったことを喚起し、それにより、現在ボールはロシア側にあることを明確に示したと指摘した。

同氏は、「現在、情勢緩和はロシアにかかっている。外交の意義は、対話を続け、物事が本当にウクライナに対する更なる侵略に到達するなら、結果が生じるということを完全に明確にすることにある」と強調した。

同氏はまた、自身のウクライナ訪問にて、ウクライナとの連帯のみならず、ドイツがさらなるエスカレーションを回避するためにあらゆることを行っていることを明確に示していると発言した。そして、「賭けられているのは欧州の平和以上のことだ」と発言した。

なお、７、８日、ベーアボック独外相がウクライナを訪問している。同外相のウクライナ訪問は、今年１月に続き２回目。７日、同氏は、クレーバ・ウクライナ外相と会談したが、ゼレンシキー大統領との会談は当日にキャンセルされた。８日には、ベーアボック氏はウクライナ東部のコンタクト・ラインを訪問する予定。