プーチン露大統領、解決策を見つけるために「西側によるウクライナ政権への影響力行使を期待」
ウクルインフォルム
プーチン露大統領は15日、ロシアはミンスク・プロセスにて解決策を見出すことを望んでいるとし、また同日ロシア国家院が採択した自称「ドネツィク人民共和国(DPR)」「ルハンシク人民共和国(LPR)」承認をプーチン露大統領に呼びかける決議については、すでに知っていると発言した。
プーチン露大統領がショルツ独首相との共同記者会見時に発言した。
プーチン氏は、国家院の決議につき、「私は、私たちはドンバスの問題解決のためにあらゆることを行わないといけないという点に基づいて行動していくが、しかし、独首相が述べたように、ミンスク諸合意の履行の完全には実現されていない可能性に基づいて行動していく」と発言した。
同氏は、「大洋の向こうや、欧州の中、何よりもドイツとフランス」といった西側諸国が、「解決策が見つかるように」ウクライナ政権に影響力を行使することを望む、と発言した。
なお、同記者会見にて、ショルツ独首相は、ウクライナによるミンスク諸合意の政治項目を進める行動を、三者コンタクト・グループ(TCG)における合意履行のへの道であり、紛争の平和的集結を近づけ得るものだと発言している。
これに先立ち、14日、ショルツ独首相は、キーウにて、ゼレンシキー大統領がドネツィク・ルハンシク両州一部地域(CADLR)の特別地位法案と同地の地方選挙法案を協議のために提出することを約束したと発言していた。その際同氏は、「ゼレンシキー大統領と私は、ノルマンディ・フォーマットと米露欧州安全保障協力機構(OSCE)協議は、ロシアとの対話にとって重要なフォーマットだとの意見で一致している。(ゼレンシキー)大統領は、私に対して、ウクライナは協議のために、(CADLR)特別地位法案と(CADLR)地方選挙法案を協議のために出すと明言した」と報告していた。