EUは対露制裁を支持する準備ができている=EU上級代表

EUは対露制裁を支持する準備ができている=EU上級代表

ウクルインフォルム
17日、ボレル欧州連合(EU)特別代表は、EUはドンバス地方前線の砲撃増加や、ロシア国家院による自称「共和国」の国家承認の提案への懸念を表明した。

ボレル氏が、第6回EU・アフリカ連合首脳会談開始の前に発言した。欧州対外行動庁がボレル氏の発言を公開した。

ボレル氏は、「私たちが目撃したこと、非常に懸念していることは、私が1月初めに訪れた場所を含む、コンタクト・ラインの複数の地点における戦闘活動・重火器砲撃である。その地点には、過去1か月、軍事的な活性化はなかった」と発言した。

同氏はまた、過去数時間、重火器砲撃が行われ、戦闘行為が激しくなり、それに伴いロシアからの偽情報の数が急増し、あたかもウクライナのその地域の「ロシア人」に対して攻撃が行われているかのような印象が作られていたと指摘した。

さらに同氏は、「これに加えて、(露)国家院がプーチン露大統領に対して、その二つの分離主義『共和国』の独立承認に関する呼びかけを採択した。その一連の行為全体が私たちの不安を高めている。もちろん私たちは非常に懸念している」と発言した。

加えて同氏は、「私たちは外交プロセスを信じている。他方で、EU理事会にはこのことが伝えられている。私たちは、完全な制裁パッケージを準備した。私たちは、その仕事を行った。私は、米国や、その他の同志国とコンタクトをとってきたし、欧州委員会の技術支援を受けてきた。私たちはもう非常に強固な制裁パッケージを準備した。私は、上級代表として、私は、このパッケージをEU理事会に提出する準備がある。なぜなら、EU理事会に制裁発動の責任と権限があるからだ。私は、その制裁パッケージを提出する。私はそれが必要となった時に提出する。もし侵略が生じればだ」と強調した。

これに先立ち、2月17日には、ウクライナ東部に駐留するロシア占領軍による停戦違反が60回確認されている。その内、ミンスク諸合意の禁止する大口径火砲の使用は43回。ウクライナ軍人2名と民間人複数名が負傷している。


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