EU幹部、プーチン露大統領のウクライナ東部武装集団「国家承認」を非難 制裁発動へ
ウクルインフォルム
ミシェル欧州理事会議長とフォンデアライエン欧州委員会委員長は、プーチン露大統領がウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州一部地域を支配する武装集団を国家承認する決定を下したことを非難する共同声明を発出した。
欧州委員会ウェブサイトに共同声明が掲載された。
ミシェル氏とフォンデアライエン氏は、ウクライナ領ドネツィク・ルハンシク両州非政府管理地域を独立主体として承認する決定を可能な限り最も強い言葉で非難すると伝えた。
加えて、両者は、「そのステップは、国際法とミンスク諸合意の著しい違反である。欧州連合(EU)は、その違法行為に関わった人物に対する制裁で対応していく」と強調した。
さらに両者は、ウクライナの国際的に認められた国境内での独立、主権、領土一体性への揺らがぬ支持を表明した。
これに先立ち、21日、プーチン露大統領は、ロシアのテレビにて55分間の演説をした際に、ウクライナ東部の武装集団「DPR」「LPR」の国家としての独立と主権を承認すると発言し、関連大統領令に署名していた。