クレーバ外相、EU決定につき「ウクライナがEU加盟国になるのは100%」
ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は、11日の欧州連合(EU)の欧州理事会の決定により、ウクライナのEU加盟の実現は100%であり、あとは時間の問題だと発言した。
クレーバ外相がATR局番組出演時に発言した。
クレーバ氏は、「もし私たちの昨日と今日の期待を比べたら、もちろん、私たちはより多くのことを欲している。しかし、基本的には、今日未明に起きたこと(編集注:欧州理事会の決定)と、3週間前に私たちが有していたこととを比べると、それは革命的であり、ウクライナと欧州連合(EU)の利益に合致することであり、私たちのEU加盟をすでに線路に乗せるものである」と発言した。
同氏はまた、欧州議会による3月1日のウクライナにEU加盟候補国地位付与を勧告する決議が「政治空間に鳴り響いたアイデアだったとすれば、今回は、私たちを線路に乗せて、電車がEUへ向かって出発するようなものだ」と説明した。
そしてクレーバ氏は、ウクライナのEU加盟はもはや時間の問題だとし、「今日以降、私たち、ウクライナ国民は、ウクライナがEU加盟国になることを100%知っていることになるのだ。今後は、時間の問題だ」と強調した。
これに先立ち、11日未明、欧州連合(EU)加盟国首脳からなる欧州理事会の非公式会合が開かれ、ウクライナのEUへの将来の加盟の展望を認める声明を採択した。他方で、欧州理事会は、ウクライナが求めていた同国のEU早期加盟プロセスについては見送った。これにつき、ゼレンシキー大統領は、ゼレンシキー大統領は11日、EU側からの「もっと強力な決定が必要だ」と発言していた。
マクロン仏大統領は、欧州理事会会合後、「ウクライナにとっての欧州展望、欧州への道は明白である」と発言している。