「ウクライナにはロシアとの対話の準備がある。ただし、別の大統領とだ」=ゼレンシキー大統領
ゼレンシキー大統領が動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「今日私は最高司令官本部会議を開催した。また、たった今、国家安全保障国防会議(NSDC)会合も終わった。私たちには決定がある。1つ目は、ウクライナ強化と私たちの領土全体からの占領者を追放することだけが、平和を取り戻す、というものだ。私たちはその道を通り抜ける」と発言した。
同氏はまた、「ウクライナは協議努力におけるリーダーであったし、今もリーダーである」と述べ、さらに「私たちの国こそが常にロシアに対して、平等で公正で尊厳があり正義のある条件での共存につき合意しようと提案してきたのだ。現ロシア大統領との間でそれが不可能なのは明白である。彼は、尊厳も公正も知らない。そのため、私たちにはロシアとの対話の準備がある。ただし、もはや、別のロシア大統領と、である」と発言した。
さらに同氏は、2月24日、ロシアのウクライナに対する最初の全面的攻撃の際に、「もし私たちがロシアを止めなければ、ロシアは私たちの国境では止まらなかっただろう」と発言した。
そして、「その他の国も攻撃を受けていたであろう。バルト諸国、ポーランド、モルドバ、ジョージア、カザフスタン。ロシアは、欧州とアジアの様々な民の服従を要求しただろう、半年前に。その犯罪的野心は、ウクライナにおいて壊れている。その野心は、キーウ近郊、チェルニヒウ近郊、アゾフスタリ、スーミ州、ハルキウ州、ズミーニー島、ドンバス、ウクライナ南部で壊れたのだ。私たちが、それらを解放した時に。クリミア、自由なウクライナのクリミアも必ず解放する。私たちの国の全ての領土がその敵から解放される。ウクライナにとっての敵というだけではなく、全ての生き物、人類、法、真実の敵だ」と強調した。
同氏は、「ロシアはすでにそれを、私たちの力を知り、感じ、何がウクライナにあるのか目にしている。私たちは、私たちの価値の力を証明している」と発言した。
そして同氏は、「だからこそ、ロシアは焦り、その併合の試みの茶番を行っているのだ。自分の所有物でないものを盗もうとしているのだ。歴史を殺戮と破壊と脅迫と嘘で書き換え、国境を塗り替えたがっているのだ。ウクライナは、それを見逃さない」と強調した。
写真:大統領府