ロシア政権、「ロシア後の自由な民族フォーラム」を「望ましくない団体」に指定
露検事総局が発表した。
検事総局は、同フォーラムの活動は「ロシア連邦の憲法秩序と安全の基本を脅かしている」とし、同フォーラムの会合では民族分離主義運動の指導者や外国人発言者が反ロシア的な演説をしていると主張している。
なお、「ロシア後の自由な民族フォーラム」は、公式ウェブサイトにて、同フォーラムの課題は「ロシアの再建と構造的変貌」だと主張している。フォーラム参加者は、「移行政権とプーチン後の独立国家政府の樹立に向けたアプローチ」を作成していると伝えている。フォーラム参加者には、チェチェン・イチケリヤ共和国の活動家であるアフメド・ザカエフ氏も含まれる。
同フォーラムは、これまでに5回の会合を開催している。第1回は2022年5月にワルシャワで開催。第5回会合は、今年1月31日にブリュッセルの欧州議会の建物で開催された。
第5回開催時の様子 動画:ウクルインフォルム
第6、7回は、米国と日本で開催されることが予定されている。
VI Forum of Free Nations (and Regions) #PostRussia 25-28.04.23 will be held in the USA🔥
— Free Nations of PostRussia Forum (@freenationsrf) March 16, 2023
On April 25-26, we will be in Washington 🎯
April 27 in Philadelphia☄️
April 28 in NYC💪
So what we are doing is the anticolonial & national liberation struggle against Kremlin Imperialism🔥 pic.twitter.com/KH1Ce1S3t6
これに先立ち、同フォーラムは、2022年7月にチェコ・プラハにて第2回会合を開催し、「ロシア脱植民地宣言」を採択していた。
なお、ウクライナ最高会議(国会)は2022年10月18日、チェチェン・イチケリア共和国をロシア連邦により一時的占領下にあると認定した上で、チェチェン民族に対するジェノサイドを非難する声明を採択している。