ショルツ独首相との1対1の会談は40分の予定だったが、約2時間半行われた=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領がキーウを訪問したショルツ独首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
記者から、和平協議が行われた際にロシアが進むべき譲歩について質問されると、ゼレンシキー氏は、「ロシアが向かうべきところ? 3文字だ(編集注:罵り言葉を揶揄)。望ましいのは、同国が行っていること、同国が私たちを殺していることを理解することだ。私たちは自衛しており、敵と戦っている。今のところ、私たちの計画は変わっていない。その通り、私たちは、2025年にこの戦争が終わるようにより強くなりたいと強く思っている。非外交的でない語彙については詫びる」と発言した。
同氏はまた、ショルツ氏との同日の1対1の協議は予定の40分ではなく、約2時間半に及んだとし、協議の主要な議題は前線の強化、将来のEUの役割、ウクライナのNATOへの招待だったと発言した。
そして同氏は、「私は、私たちにとって真剣な安全の保証を得ることがどれだけ重要かについて話したし、私はNATOのテーマと私たちの安全の保証について、首相とかなりオープンに話した。私たちが誰を信じており、誰のことをもう絶対に信じないかについてもだ。全ての詳細は私たちだけが知っておくことにするが、だからこそこれほど長いやりとりだったのだ」と発言した。
さらに同氏は、会談時には米国の政権交代についても話したと伝えた。その際同氏は、「私たちは、米国新政権の支援が強力なものとなること、さらに強力となること、米国の政策が変わらないことを強く期待している。何より、それについて、ここ、欧州で話さねばならず、私たちの国家をどのようにさらに強化できるか、どのような挑戦が私たちを待ち受けているかについて考えねばならない」と伝えた。
なお、2日、ドイツのショルツ首相がキーウを訪問した。