トランプ氏のチームはウクライナに関する発言トーンをもう変えている=ホッジス元米軍高官
ウクルインフォルム
ホッジス元米国駐欧州陸軍司令官は、トランプ米次期大統領は就任後、選挙前に自身や周辺人物が表明していたようなウクライナに関する立場を修正するだろうとの見方を示した。
ホッジス氏がフロマツィケへのインタビュー時に発言した。
ホッジス氏は、自身は選挙後にJ.D.ヴァンス米次期副大統領が反ウクライナ的な発言をするのを見ていないと発言した。
また同氏は、「次期国家安全保障担当大統領補佐官のマイク・ウォルツ氏は概してウクライナを支持している。米国務長官候補のマルコ・ロビオ氏は親ウクライナ的立場だ」と指摘した。
同時に同氏は、トランプ氏の周辺に戦争の凍結を支持し、ウクライナのNATO加盟に反対している人物がいることには同意した。
同時に同氏は、トランプ氏本人と彼のチームはすでに(発言の)トーンを変えていると指摘した。
そして同氏は、「私はトランプ氏に投票しなかったが、しかし、1月20日からは彼が米国大統領となる。トランプ氏がウクライナ・ロシア問題担当の米国の特別代表に任命することを計画しているキース・ケロッグ将軍から私が聞いたいくつかのことは、私を鼓舞していることは認めざるを得ない。過去数日、私は、ケロッグ氏が公的空間で述べたことを注意深く聞いてきた。彼は、ウクライナに非常に好意的で、ロシアに対しては真のタカ派だ」と発言した。
他方で同氏は、親露的立場で知られるトゥルシー・ギャバード元連邦下院議員が国家情報長官に任命されるかもしれないとの報道には震撼したと認めた。同氏は、ギャバード氏は同職を得るだろうが、その場合ホワイトハウスからの指示を履行していくことになるだろうとの見方を示した。
また同氏は、次期米政権がウクライナから背を向けることはないだろうとし、ロシアの撤退までに必要な全てのことを提供する必要性を理解していると考えていると述べた。
写真:LRT nuotr