ゼレンシキー宇大統領、バイデン米大統領と対露制裁や防空強化につき協議
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「バイデン大統領と話し合った。私は、カリフォルニアの恐ろしい火災と人々の犠牲につき哀悼の意を表明した。私は、炎から命を救う支援を行い、森林火災の拡散を止めている米国民の勇敢さを讃えた」と書き込んだ。
同氏はまた、バイデン氏によるウクライナとその独立への支持、国際社会の一致団結について謝意を伝え、そして、「私たちは一緒にグローバルな自由の防衛者と国際平和・安全の原則の連合を作り出した」と指摘した。
両首脳は、プーチンによる戦争への資金投入の手助けとなっているロシアのエネルギー分野に対する米国の新たな制裁パッケージについて協議したという。ゼレンシキー氏は、「影のロシアのタンカー船団」や、「ガスプロム・ネフチ」「スルフトネフテガス」といった、プーチンのために資金を稼いでいる企業を米国が攻撃し、プーチンが収入を失うことで戦争の代償を感じるようにすることが非常に重要だと発言した。
加えて同氏は、「私は、いわれなき犯罪的侵略につき、ロシアに対する完全に公正な圧力を支持している米国、両政党、議会両院に感謝している」と伝えた。
また同氏は、両首脳は戦況、ウクライナの防空をさらに強化し、ウクライナの自治体における人々の生活をロシアのテロから守る必要性につき協議したと伝え、ウクライナ人が手にした「パトリオット」は自らの能力を証明しており、その力を拡大しなければならないと発言した。
その上で同氏は、「私たちは、バイデン米大統領が『ウクライナの独立の維持と保護は、欧州全体と民主的世界にとって非常に重要な意味を持つ』と述べたことに感謝している。私たちは、必ず耐え抜き、私たちの人々と国にとって永続する平和を達成する」と強調した。
写真:大統領府