米議会はウクライナ支援が止まらないようにすることができる=バイデン米大統領
ウクルインフォルム
米国のバイデン大統領は10日、米議会には今後のウクライナ支援を支持するだけの十分な数の民主党・共和党の議員がいるとし、米国のトランプ次期政権が対ウクライナ支援を止めようとしても米議会が同意しないことを期待していると発言した。
バイデン米大統領がワシントンにて米国の経済・労働市場の状況に関する演説の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
バイデン氏は、「私は、議会には、私たちがウクライナを支援し続けねばならないと考えているかなりの数の民主党議員と共和党議員がいることを知っている。私は、(編集注:トランプ米次期)大統領がウクライナへの資金投入を止めることを決めるとしても、彼ら(編集注:米議員)が意見を述べて、彼に同意しないことを期待している」と発言した。
また同氏は、ロシアのプーチン氏は消耗戦と西側諸国による経済圧力の結果、現在苦しい状態にあると指摘した。その点で同氏は、プーチン氏に休息と侵略継続の機会を与えないことが重要だと発言した。
そして同氏は、「彼(プーチン)は、経済の問題、かなりの経済の問題を抱えているし、国内政治の問題も抱えている」と指摘した。
その上で同氏は、ウクライナに独立維持のための優位を提供するべく、自らの力と権限の範囲であらゆることを行なっていると発言した。
なお、10日、米政権は、ロシアのエネルギー部門に対する新たな大型対露制裁を発表していた。