韓国政府、ウクライナに拘束された北朝鮮兵を引き取る用意あり
ウクルインフォルム
韓国政府は、ウクライナ軍人によって拘束されている北朝鮮兵の引渡しについてウクライナが話と協議を行う予定だと発表した。
韓国の聯合ニュースが韓国外交部の発表を報じた。
韓国外交部の李在雄(イ・ジェウン)報道官は、ゼレンシキー宇大統領が公開した、拘束されている2名の北朝鮮人の内1人がウクライナに残りたいと述べている動画にコメントした。
韓国の憲法は、朝鮮半島全体を自国領土と認めており、半島の住民は実質的に韓国国民と認めている。
李報道官は、「北朝鮮兵は憲法上私たちの国の国民であるため、(政府は)韓国への引渡し要請があれば、ウクライナと協議を行う予定だと述べた。
同時に報道官は、拘束された2名の兵士の内いずれも韓国への移送に関する意思表明はないとし、関連機関がその2名に関して現在ウクライナ側との連絡を取り合っていると伝えた。
これに先立ち、12日、韓国国家情報院は、ウクライナが2名の北朝鮮兵を前週に拘束したことを認め、関連の情報の交換を続けるために、ウクライナと緊密に協力していくと伝えていた。
ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、ウクライナ軍人が北朝鮮軍人2名を拘束したとし、両名はキーウへと搬送されたと報告していた。
ゼレンシキー大統領は12日、ウクライナ側が拘束する北朝鮮兵の尋問の様子を写した動画を公開した上で、ウクライナはロシアに拘束されるウクライナ人捕虜との交換で、北朝鮮に同国の兵士を引き渡す準備があると発言していた。