米国、露占領当局によるクリミア・タタール系住民の大規模拘束を非難
ウクルインフォルム
在ウクライナ米国大使館は、3、4日に被占領下クリミアにてロシア占領政権がクリミア・タタール系住民を拘束したことを非難し、同国に対して全てのウクライナ国民の解放を要請した。
在ウクライナ米国大使館がツイッター・アカウントにコメントを掲載した。
米国大使館は、「私たちは、昨日のロシア連邦保安庁によるナリマン・ジェリャル氏やその他のクリミア・タタール人活動家の逮捕を非難する」と書かれている。
加えて大使館は、ロシアは同国が拘束する全ての活動家、全てのウクライナの政治囚を速やかに解放し、また『ウクライナにおける政治的迫害』を停止しなければならないと強調している。
We condemn yesterday's arrest of Nariman Jelal and other Crimean Tatar activists by Russia's Federal Security Service. Russia must immediately release these activists and all Ukrainian political prisoners it holds and end its political persecutions in Ukraine. #CrimeaisUkraine
— U.S. Embassy Kyiv (@USEmbassyKyiv) September 4, 2021
これに先立ち、3、4日、被占領下ウクライナ領クリミアにて、ロシア占領機関当局が複数の先住民クリミア・タタール系住民の自宅で家宅捜索を行い、ナリマン・ジェリャル「メジュリス」副代表はじめ、計5名を拘束していた。
さらに、同5名のクリミア・タタール系住民の所在を把握しようと集まっていた住民40名強も露連邦保安庁(FSB)建物近くにて治安機関職員に拘束されている。